1ブランド、
2プロダクト、
1データレイヤー。
消費者の「払いすぎたくない」と、企業/官庁の「業界の構造を把握したい」は、欲求も使い方も支払い意思額も全く違う。 同じデータ基盤を共有しつつ、UI・価格・ブランドを明確に分離するのが正解。 BloombergがTerminal × .comでやっている構造を、価格透明化に持ち込む。
無料・編集メディア・データジャーナリズム・送客・Pro月額¥980。
API・ダッシュボード・コンプライアンス監視・カスタムレポート。
2製品合算 Y5 売上 ¥20-35B / 時価総額 ¥250-500B ── 媒体マルチプル(P/S 5-7倍)とSaaSマルチプル(P/S 10-15倍)のブレンドで、単一プロダクト構成より時価総額が約30%上昇する。
同居させると、両方とも中途半端になる。
| 軸 | B2C(中抜き図鑑) | B2B(Markup Intelligence) | 分けないと起こる事故 |
|---|---|---|---|
| 顧客欲求 | 「払いすぎたくない」感情 | 「業界構造を把握」理性 | トーン不一致でどちらも刺さらない |
| UI/UX | 編集記事・ストーリー・大見出し | ダッシュボード・テーブル・API | 画面密度の最適点が違う |
| 支払い意思 | ¥0-980/月 | ¥30万-5,000万/年 | 価格設計が破綻、安売りされる |
| マネタイズ | 送客・広告・Pro・アフィリ | SaaS ARR・API・カスタム | 営業組織を作れない |
| マルチプル | P/S 5-7x(媒体) | P/S 10-15x(SaaS) | 投資家評価が低い方に引っ張られる |
| ブランドリスク | 煽り・批判的トーンOK | 中立・客観的トーン必須 | B2C記事がB2B解約理由になる |
| SEO/流入 | 「葬儀 費用 安い」型 | 直販営業 + アカウント営業 | 獲得チャネルが混線 |
| 守りの形(モート) | SEO + ブランド + 編集力 | データ独占 + スイッチングコスト | どちらの守りも中途半端 |
Bloomberg / Glassdoor / Yelp は、すでにこれをやっている
- → Bloomberg: Bloomberg.com(無料・B2C媒体・月数億UU)+ Bloomberg Terminal(¥360万/年/seat・B2B・325,000seats・収益¥1兆超)。同じデータ、別UI、1ブランド。
- → Glassdoor: 無料口コミ閲覧(B2C集客)+ Glassdoor for Employers(B2B採用ツール、年契)。買収額¥1,800億。
- → Yelp: Yelp(B2Cレビュー)+ Yelp for Business(B2B店舗ツール、有料)。
- → PitchBook / CB Insights: 無料リサーチコンテンツ + 高額エンタープライズデータ。完全二面戦略。
分離するのはUIだけ。
データは1本。
- · 編集メディア・スポットライト記事・ケーススタディ
- · カテゴリ別ランキング・検索
- · 葬儀・結婚・人材etcの送客LP
- · Proサブスク(¥980/月)
- · モバイルアプリ(プッシュで「中抜き速報」)
- · エンタープライズダッシュボード(SSO・組織管理)
- · REST/GraphQL API、Snowflake/BigQuery直連携
- · コンプライアンス監視アラート
- · カスタムレポート発注
- · 重層下請けマップ(建設業特化モジュール)
中抜き図鑑 ──
3億人の意思決定を変える媒体。
- 全業界中央値の閲覧
- ケーススタディ記事
- 業界ランキング
- 基本検索
- 個別案件の見積査定
- 専門家1on1相談(月1回)
- PDFレポート無制限DL
- 中抜きアラート
- 広告非表示
- 葬儀:1件¥30-50K
- 結婚:1件¥20-50K
- 不動産:1件¥50-200K
- 人材紹介:1件¥100-300K
Y5 B2C 売上ミックス
Markup Intelligence ──
業界構造を、機関のために。
経営コンサル・投資銀行・PE/VC・規制官庁・大企業IR/競合分析・法律事務所・報道機関・自治体 ── 「業界の本当の姿」がリアルタイムに必要な層に、専用UIとAPIで提供する。
価格ティア
- · 1業界フォーカス
- · API月10,000コール
- · 1ユーザー
- · 全業界アクセス
- · ダッシュボード+API無制限
- · 5ユーザー
- · SSO / 監査ログ
- · カスタムレポート同梱
- · 専任CSM
- · 官庁向けカスタム
- · 政策立案支援
- · 5官庁を想定
Y5 B2B 売上ミックス
分けると、時価総額が +30% 上振れする。
| プロダクト | Y5 売上 | 営業利益率 | P/Sマルチプル | 時価総額寄与 |
|---|---|---|---|---|
| 中抜き図鑑(B2C) | ¥10-15B | 35% | 5-7x | ¥50-105B |
| Markup Intelligence(B2B) | ¥10-20B | 45% | 10-15x | ¥100-300B |
| 合算(2製品分離戦略) | ¥20-35B | ~40% | 8-11x | ¥200-400B |
| 参考:単一プロダクト構成 | ¥20-30B | ~38% | 6-8x | ¥150-300B |
※ 上振れは主にB2BをSaaSマルチプルで評価できることに起因。¥150B目標は単一プロダクト構成でも射程内だが、二面戦略なら¥250-400Bが現実圏に入る。
最初はB2C。
データが溜まったらB2B。
B2Cでブランドとデータ基盤を作る
プロトタイプ公開 → 葬儀ウェッジ → 月100万PV。同時にコアデータレイヤーを最初から多テナント想定で設計。B2Bは封印。
上場4,000社IRレイヤー → 法人デザインパートナー3-5社
B2C側は送客で月¥30-100M。B2B側は無料βで経営コンサル・報道機関・自治体3-5社にアクセス提供 → ニーズと値付け感度を学習。
Markup Intelligence 公式ローンチ
Starter/Pro/Enterprise/Government の4ティア。営業組織3-5名採用、コンサル・金融機関への直販開始。Y2末で30社契約・¥300M ARRを目標。
建設業特化モジュール / 官庁案件 / 海外投資家
「重層下請けマップ」を建設特化SaaSとして販売(¥3-15M/社)。公取委・国交省への政策提言データ販売。300社・¥3B ARR。
Y5 / 2製品で ¥20-35B 売上
B2C 月3M MAU、B2B 1,500社契約。海外展開フェーズへ。IPOまたは戦略的エグジット視野。
Day 1から効く設計原則
- データレイヤーは初日からマルチテナント想定。UIはB2C専用でも、API設計は法人想定で先回り。
- ブランド階層を最初から定義。「中抜き図鑑」=マスター、B2B製品名=Markup Intelligence。
- 編集ガイドラインに「B2B顧客の信頼を毀損しない」項目を入れる。個社攻撃ではなく構造を扱う。
- ドメイン戦略: nakanuki-zukan.jp + markup-intelligence.com を早期確保。