葬儀¥191万。
その3割は、
葬儀社の利益。
葬儀社に支払う費用の全国平均は一般葬で161.3万円(鎌倉新書 2025年調査)。お布施・火葬料を加えた一般葬の実支出は¥191万円規模になる。棺の原価は¥3万円、祭壇の原価率は25%、内訳の不透明さが業界全体の高利益率を支えてきた。 「20分で意思決定する最大の買い物」 ── その20分のために、このページがある。
支払い総額を、
ぜんぶひらく。
葬儀社のセットプランは「総額」で示されることが多いが、項目別にひらくと原価率や利益構造が見えてくる。以下は業界平均ベースの推計。実際の見積りに対し、この水準と乖離があれば交渉余地がある。
⚠ 原価¥2-3万円の棺が¥20-30万円で販売される。値引交渉余地が最大の項目。
⚠ 「セットプラン」に含まれる祭壇のグレードは交渉可能。生花は持ち込みOKの社も。
最も削減しづらい項目。ただし家族葬・直葬では大幅圧縮可能。
公営火葬場は¥0-数千円。民営でも¥5-10万円。葬儀社利益にはほぼ含まれない。
飲食店の倍以上のマージン。家族葬では完全省略可能。
業者経由ではなくAmazonや百貨店で同等品が30-50%安く購入できることが多い。
戒名のランクで¥10-100万円超まで変動。事前に菩提寺と相談可能。
亡くなる前に、
決めておくこと。
葬儀の最大コストは「即決圧」。亡くなった瞬間の20分で全部決めると、相場の2-3倍払うこともある。事前に7つを決めておくだけで、平均¥50-100万円下げられる。
2社以上から相見積りを取る
1社のみだと交渉力ゼロ。病院から紹介される葬儀社は紹介料(平均¥10-30万円)を上乗せしている場合があり、自分で選ぶと回避できる。相見積りで¥30-80万円下がるケースが多数。
「セットプラン」の内訳を必ず開示請求
セットの中身が不透明な業者は避ける。棺グレード・祭壇グレード・人件費・各項目の単価を必ず書面で出してもらう。開示できない業者は除外で OK。
家族葬・直葬を真剣に検討する
一般葬¥191万円 vs 家族葬¥120万円 vs 直葬¥18-30万円。故人の希望と家族構成で選択肢は変わる。「世間体」だけで一般葬を選ぶと¥100万円以上の差。
公営火葬場を選ぶ
東京23区民は瑞江火葬場・町屋火葬場(公営)が¥0-1万円台。民営の臨海斎場・桐ヶ谷斎場は¥6-10万円。公営の存在を業者は積極的に教えない。
返礼品はAmazonや百貨店ギフトで
葬儀社経由の返礼品は同等品が百貨店ギフトで30-50%安い。¥190,000の返礼品予算が、自分で手配すれば¥100,000程度に。残額を本来の供養に回せる。
戒名は事前に菩提寺と相談
戒名はランク制(信士・居士・院号など)で¥10万円〜¥100万円超。菩提寺がない場合は無宗派葬・自由葬という選択肢もある。相場感を持って交渉する。
「葬儀保険」と「互助会」の二重契約に注意
月¥1,000-3,000を数十年積み立てる互助会(冠婚葬祭互助会)は、解約するとほぼ戻らず、指定業者の高額プランしか選べないことが多い。すでに契約している場合は、解約手数料を払ってでも一般葬儀社へ切り替えた方が結果として安くつくケースが多い。国民生活センターへの相談実績が多い領域。
4つの選択肢、
10倍の差。
| 形式 | 平均総額 | 参列者数の目安 | 主な特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|
| 一般葬 | ¥150-250万 | 50-200名 | 通夜+告別式+火葬+精進落とし。フルパッケージ。 | 故人が会社・地域で広く知られていた |
| 家族葬 | ¥80-150万 | 5-30名 | 近親者のみ。通夜+告別式は実施。返礼品・飲食圧縮。 | 家族・親しい人のみで送りたい |
| 一日葬 | ¥40-80万 | 10-30名 | 通夜なし、告別式と火葬を1日で。家族葬の更に簡素版。 | 遠方の参列者の負担を減らしたい |
| 直葬・火葬式 | ¥18-40万 | 0-10名 | 通夜・告別式なし。火葬のみ。「お別れの儀」を5-10分実施するケースも。 | 故人の希望、または経済的な配慮 |
どれを選んでも「失礼」ではない
日本の葬儀は2010年代後半から急速に小規模化が進み、2020年代は家族葬と直葬が過半数(各種調査)。「立派な葬儀でないと故人に申し訳ない」というプレッシャーは業界が作ってきた構造で、実態は変化している。
8つのチェックリスト。
電話1本・初回面談で、「この業者は信用できるか」が判断できる項目を整理した。3つ以上 NG が出る業者は避けるのが安全。
「セット」だけでなく棺・祭壇・人件費の単価が書面に明記されているか。
「この棺の卸値はいくらですか」に答えられない or 怒る業者は除外。
公営の存在に触れず民営のみを推す業者は中抜き志向が強い。
最初から一般葬しか提示しない業者は注意。
「持ち込み禁止」「持ち込み料発生」は中抜き構造のサイン。
「今決めないと」「他社に取られる」は即決圧の典型。優良業者は焦らせない。
国民生活センター苦情件数・自社の対応事例を尋ねて答える業者は信頼性高。
「四十九日も含む」などの口約束は避け、必ず書面に。
透明な葬儀社
3社から
無料で相見積り。
8項目チェックリストをクリアした良心的な葬儀社のみに絞って、お住まいの地域から3社を自動マッチング。総額・項目別単価・原価開示の有無を一括比較できます。
料金はすべて無料。中抜き図鑑は提携葬儀社からの送客手数料で運営しているため、ユーザー負担はありません。
完全無料。提携先からの送客手数料のみで運営。
透明性・倫理基準を満たした業者のみを推薦。
急ぎの場合も24時間以内に複数見積りが揃う。
数字の出どころ。
- · 鎌倉新書『第1回 葬儀費用の実態と納得度調査』(2025年・葬儀費用の全国平均および形式別費用)
- · 経済産業省『特定サービス産業実態調査』(葬儀業界規模・利益率)
- · 国民生活センター『葬儀サービスのトラブル相談』(消費者苦情データ)
- · 主要上場葬儀社IR(セグメント別売上・粗利率)
- · 業界団体・業界紙レポート(原価率・卸値レンジ)
- · 中抜き図鑑 編集チーム取材・元従業員ヒアリング(2026)
※ 数値は業界中央値の推定であり、個別事業者の利益率を保証しない。個別企業の数字は公開IR・行政処分歴に限り参照。事実誤認の指摘は訂正窓口で24時間以内に一次回答します。